クリーニングに出したシャツは1日気持ちよく着られる・価値を高めよう！

着用後、すぐにクシャクシャでは…

コロナ禍で大きなダメージを受けているクリーニング業界だが、その要因となっているのが、ワイシャツやスーツといったビジネスウエアの減少だ。断然のウエイトを占める主力アイテムであったが、テレワークの普及や、オフィスで働く人たちの間でも一段とカジュアル化が進んだことが影響している。

写真では分かりにくいが、昨夏の通勤途中で既にシャツ（綿100％）がクシャクシャであることが気になって撮った写真

さらに、季節はこれから真夏に向かうが、ビジネスマンが着用するズボンはすっかりウォッシャブルが定着。少し前まで、汗抜きクリーニングは、夏の閑散期の貴重な“売れるメニュー”であったが、ことズボンに関しては、ほとんどの人が家庭で洗えるズボンをはいていると思われる現状では、期待しにくい。

ズボンは低価格品でもウォッシャブルが当たり前のため、期待しにくい

ノー上着、ノーネクタイのクールビズが当たり前になっている中でもあり、夏場の狙いは必然的に「シャツ」となる。

その（クリーニング対象品となる）シャツも、以前と比べ、ポロシャツ、ＴシャツＯＫなど、カジュアル化の進行により、着ている人が減っていることに加え、家庭洗濯という手ごわいライバルが存在する。ライバル（しかも、消費者の感覚的には無料に近い）に勝つためには、クリーニングに出したからこそ得られる突出したメリットが欲しいところだ。