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子ども虐待のない社会へ

子ども虐待の実情や原因、対応策、子どもに与える影響などの周知・啓発を通じて「子ども虐待のない社会」の実現を目指す『オレンジリボン運動』を実施している特定非営利活動法人 児童虐待防止全国ネットワークでは、毎年11月を児童虐待防止推進月間としており、『子ども虐待防止オレンジリボン啓発マスク』配布の協力を全国の企業・個人に呼び掛けています。

増加の一途を辿る児童虐待事件数

ゼンドラでは以前からクリーニング店のお客様向けフリーペーパー「WOMAN'S GATE(ウーマンズゲート)」で、オレンジリボン運動の応援と児童相談所に通告・相談できる全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」の普及活動を行っており、またマスクやチラシの配布およびポスター掲示のお願いなど、新聞配布・配信を通して同運動の周知・啓蒙にご協力をいただいているクリーニング店に心より感謝申し上げます。


Z20220115-3-表

児童虐待防止全国ネットワークホームページより

現状では、令和3年度中に全国225箇所の児童相談所が児童虐待相談として対応した件数は20万7.659件、対前年度比1.3%増(2.615件増、厚生労働省調査速報値)で過去最多となりました。主な増加原因としては、家族親戚、近隣知人、児童本人等からの通告が増えたことが挙げられます。「間違い(勘違い)だったらどうしよう?」とためらい、通告をしないという状況から、「まずは通告しよう!」という意識変化もオレンジリボン活動が一端を担っています。

しかし、残念なことにこの「オレンジリボン活動」の認知度も十分とは言えず、令和2年の調査では7.6%にとどまっています。でも、この活動を知っている人の方が児童虐待への関心が高いことから、もっと多くの人に知ってもらう必要性を感じています。

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