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洗濯乾燥機の普及で利用金額アップ、年代別では20・40・50代で増加

コインランドリービジネスのコンサルティング事業を展開する㈱ダイワコーポレーションより、「第5回コインランドリー利用実態・意識調査」の結果が発表された。この調査は2020年10月中旬、18〜69歳の男女2,000名を対象にインターネットで行われたもの。



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これによると、直近1年以内のコインランドリー利用率は、前回調査(2019年10月)に比べて2%増加の30.9%となり、過去の結果推移から見ても利用率が安定してきたことが分かった。年代別では20・40・50代で増加が見られ、いずれの年代でも過去最高となった。

洗濯機種別利用率は、利用率が高い順に「乾燥機」68.4%、「洗濯機」54.3%、「洗濯乾燥機」41.0%、「スニーカーランドリー」11.8%となり、どの機種においても利用率が過去最高に。

回あたりの利用金額が1,000円以上と答えた人も、2017年の29%に対して今回は47%と大幅に増加。この点について同社では、「洗濯乾燥機の普及が進んだことや、洗濯物の多様化により単価が上がっていることが考えられる」としている。



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さらに、ランドリーにおいても導入が進んできたキャッシュレス決済については、「利用したい」が29%、「できれば利用したい」が25%と利用意向のある割合は昨年から増減がなく、一定水準で安定している。

新型コロナウイルスの感染拡大により、「多くの人が触れる現金」を避け、キャッシュレス決済を選択する人が増えていることに加え、国の後押しもあるので、今後ますます導入が広がっていくものと思われる。

その新型コロナウイルスへの影響に関しては、2020年5月の調査と比べて、「感染が拡大することが不安」「この先の生活を考えると不安」といった意見はあまり減っておらず、不安意識は持続して高かった。

その中で、生活サービス利用増減を見てみると、サービスの利用が大幅に減っているのは「飲食店内での外食」で、10月でもまだ半数以上の人が以前より利用を減らしていた一方、「コインランドリーの利用」については、緊急事態宣言下でも「変わらない」と答えた人が70%超。

今回の調査でも80%超の人が通常通り利用している。このことからも、コインランドリーは「コロナ禍にあっても安定したビジネス」と見ていいのではないだろうか。


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