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最適な温度と圧力で圧着不具合を解消/ダイニック
繊維加工メーカーのダイニック㈱では、高耐久ラベル「CP2610HMES」の性能が高く評価され、全国に採用が広がっている。リネンサプライ・ユニフォームレンタルの使用に適した耐洗濯性に優れたインクを自社開発し、100洗に耐えるラベルとセットで供給し、さらにラベルだけでなくRFIDタグ、圧着機、プリンター、入出荷管理システムなど、現場が抱える課題をワンストップで解決するソリューションサービスが顧客の信頼を得ている。

そのトータルサービスにおいてダイニックではこのほど、圧着条件の改善と作業効率向上に向けてリネンラベル用エアプレス機「貼りーペッタ」(商標出願中)を開発、新発売した。

両手で押すプレススイッチ。中央の赤いボタンは緊急停止ボタン、黄色はとりけしボタン
圧力、温度が不十分で剥がれの原因に
ユニフォームのラベル貼付作業は、手動式あるいはエアー式の圧着機が使用されているが、プレス圧力が弱いとユニフォームへの接着が不十分となる。ダイニックでは「疑似接着」と呼んでいるが、圧着条件が十分でないと剥がれの原因になってしまう。

圧着条件を担保する機能を備えた「貼りーペッタ」

LEDレーザーポインター(センターを示す赤い光)が接着位置をガイド

長尺ユニフォームに対応するワークテーブル(オプション)
これまでラベルの改良を続け品質を高めてきた同社だが、それでも現場では剥がれが発生することがあったため原因究明に取り組んだところ、広く使用される圧着機の圧着条件が十分でないことがわかったという。
圧着条件は、適正な圧力とプレス時間、熱板温度がポイントとなる。現在、ダイニックが販売するラベル「CP2610HMES」では、圧力750g/1㎠、12秒、195℃を適正な圧着条件としている。
しかし、一般的に使用されている圧着機をプレスケール(圧力計測フィルム)で確認すると、200g程度の圧力しかかかっていないことがあった。また、温度を200℃に設定しても不安定で、実際は180℃以下の状態でプレスされているケースや、貼付面に段差があると圧力が100g/1㎠以下と、圧力条件の7分の1以下になってしまうこともあった。
同社では対策としてシリコンのマットを提供し、高さを調整して圧着することで圧力は500gまで上がったが、それでも不十分であったため、その課題を解決する圧着機を開発することになった。
常に最適な条件で品質・生産性アップ
新発売の「貼りーペッタ」は、スライド式のツインパッドタイプの圧着機。温度と圧力をデジタル管理し、熱板が設定温度と位置に到達しないと動作しないほか、エアーと4つのスプリングで均一に押し込んでプレスするため、常に圧着条件を満たした状態での圧着が可能となっている。また、LEDレーザーポインターの光が下ゴテの中心を照射し、そこにラベルのセンターを合わせれば、貼り損じを防ぐことができる。
緊急停止ボタンとは別に「とりけしボタン」があり、5秒など任意の時間で上昇できるので貼り替え作業の効率が良いのも特長。
作業者が効率的に操作出来る様にスライド式を採用し、台座を2ヶ所にする事で日産仕上げ枚数を向上させるほか、長尺ユニフォームの貼付作業がしやすいワークテーブルをオプションで用意。
同社では、「多くの現場でのお困りごとを解決するための機能を盛り込み、顧客先で実使用評価を6カ月以上行い、使用感のブラシュアップをして発売に至った。国産でメンテナンスも容易。この圧着機を使用してもらうことで、常に安定してラベルの圧着条件を担保することになり、剥がれなどのトラブル防止につながる」としている。
高いシェア誇るラベルのトータル品質向上
ダイニックの高耐久ラベル「CP2610HMES」は、これまで接着しにくかった防塵服への接着性能を高め、さらに乾燥工程でのチェスト・カレンダーロールでも安定的に使用可能としたラベルで、食品工場向けニーズや医薬・化学品を取り扱う専門リネンサプライヤーからの要望も満たして高いシェアを誇る。国内ばかりかヨーロッパ、アジア諸国の市場でも使いやすさと信頼性を兼ね備えた製品の提供が評価され、導入が広がっている。

国内外で導入が進む高耐久ラベル「CP2610HMES」
さらに、新たな圧着機開発により同ラベルのトータル品質が向上し、現場の課題解消につながっていく。
※製品に関する問合せは、TEL03(5402)3137 またはホームページ まで。
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