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余禄

「心躍る春」この業界に身を置く者としては、桜の開花とともに動き出す冬物衣類に、嬉しい気持ちでそわそわする。一方で悲しい連絡もチラホラ。「♪春はお別れの季節です」というどこかの歌の通り異動の季節。互いに理解を深めビジネスを培ってきた取引先担当者が移動になり、新たな担当者との接点が始まる。取引が増えるのか減るのか、そわそわする。

法人営業を行っている事業者はまさにそんな時期。取引業者の見直し等は失うリスクもあるが反対にチャンスでもある。営業強化の時期としては絶好の4月といえる。しかし、繁忙期と重なり作業に集中しなければならないだけに、歯がゆい思いを毎年感じる。

クリーニング業が進むべき道の一つに、法人に対する事業強化がある。高齢社会に突入している現在、個人のお客様だけでは限界があるのは誰もが理解している課題。ならば個人でないチャネルに目を向け、繊維製品だけでなくそれ以外の品物も「洗う」手立てを考えてみては。探せば洗える物はたくさんあることに気づく。


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