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(スキー場)8割客減少でも施設8割が生存 冬場以外のサービス展開に業界は何を学ぶか?

ピーク時から客数8割減…でも施設は8割が営業中!

縮小傾向がクリーニング業界と似ている

これまでお伝えしてきた通り、2022年の業界総需要は2766億円で、ピークを迎えた1992(平成2年)の8170億円から7割ほどの減少となっている。もともと、ファストファッションの普及や家庭洗濯機(および洗剤等)の品質向上など様々な要因が重なり、「クリーニング離れ」による減少傾向が続いていた中、追い打ちをかけたのが新型コロナウイルスの感染拡大だが、同じような状況となっているのが、現在シーズン最盛期のスキー業界。

用具市場は7割減、スキー場の収入も6割減とピーク時の1988年から、その規模は大きく縮小し、そこにコロナ禍の「レジャー控え」が拍車をかけた。しかし、クリーニング業界とは大きな違いがあり、当業界が需要の縮小と共に施設数も大きく減少中(10面に関連記事)であるのに対し、スキー場はなんと未だに8割が営業を続けているのだ。スキー業界のケーススタディを行うと、当業界で必要な施策のヒントが見えてきた。

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