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2年ぶりに訪問! ㈱エイブルより、女性経営者ならではの意識改革とは〈後編〉

神奈川県横浜市 ㈱エイブル

寝具、着物、皮革製品(靴・カバン・財布ほか)、高級ダウンやコート、また、帽子やウエディングドレス、ぬいぐるみなどのいわゆる〝特殊品〟。

洗うための設備が整っていなかったり、事故などの思わぬトラブル発生のリスクも一般品と比べて高いことから、一般クリーニング店では、特殊品に関して一部を「お断り」としているところもある。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を経て、人々の清潔意識が向上し、点数が増加した寝具類を始め、新たな収益源としてポテンシャルを持つアイテムはたくさんある。また、消費者の中には「クリーニング店=なんでも洗ってくれる(キレイにしてくれる)所」というイメージを持つ人もいて、こうした品物をお店に持ち込んでくるお客の期待にも応えたいところ。

そんな難易度の高い特殊品を一手に引き受け、専門工場で事故なく綺麗に仕上げるのが、ホールセール業者。上手に活用をして、自社は集客(販促)に徹することも、戦略の一つではないか。

神奈川県横浜市の㈱エイブルは一都三県を始め全国エリアでクリーニング業者からの依頼に対応をしており、2023年9月中旬より埼玉県でルートを広げるなど、拡充を図っている。

前号は〈前編〉として同社の料金改定を振り返り、その重要性について書いたほか、最新の特殊品事情について紹介。安定している法衣と、寝具類に対する消費者の価値観の変化(干す→洗う)についても記した。

今号は〈後編〉として、前回最後に触れたように、2年前に代替わりした同社より、小山恵美子社長が意識的に取り組んでいることを紹介する。

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