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ロボットの導入コストと削減できる人件費、そして生み出す利益は? 座談会開催

数字を知り、時代を知り、合わせ続ける それが「経営」

24時間対応のロボット受け渡し機の開発に携わる東京大田区の㈲フルール・佐藤昭仁社長と、専属顧問として同社をサポートしている、本紙連載でお馴染み㈲エル・コーポレーションの瀧藤圭一氏、そして、本紙編集長・前澤優希の3人で、「ロボット」をテーマに先月、座談会を行った。以下では、導入コストやロボの役割等など、新規導入検討者だけでなく既存ユーザーにも関連する座談会の内容をお届けする。

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佐藤昭仁氏

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瀧藤圭一氏

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前澤優希

■導入コストは13年償却で考え、月4.2万円

前澤 実は導入コストについてこれまで、本紙ではほとんど触れたことがなかったんですね。機能とか活用法にフォーカスして、お金の話は現場で進むだろうと思ってましたので。そこを今回は掘り下げていこうと。

佐藤 イニシャルコストについては、受付機118万円、引取機438万円(48口2日間収納仕様)、設置工事費50万円となります。この金額をどのように捉えるか。
ロボットは一部の顧客に向けたサービスではなく、全客対応を可能とした仕組みであるという前提とICバック1000枚をベースに最小構成の引取機48口を導入し、全客ロボお渡し2日間分仕様とした場合、どのぐらいの売上をカバーできるのか、というのをまとめたのが、下の表1になります。

表1 ロボットでカバーできる売上(年商)
(全客ロボお渡し、2日分仕様とした場合)

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