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持続可能なドライクリーニング 規制対応の不燃性溶剤
㈱ジャヴス(本社・大阪市)では、1月22日(水)~23日(木)、兵庫県神戸市の神戸サンボーホールで開かれる「クリーンフェスタHTOGO 2025」に出展。「燃えないノンフロン溶剤でのドライクリーニングに取り組む」をテーマに掲げ、展示とセミナーを行う。セミナーは、大会2日目に関連事業と合わせた2つの講演を行う(19面掲載)。
静岡県では、引火性の石油系ドライ溶剤を使用する事業所に対し、建築基準法第48条の用途地域規制措置を実行し、これに対応できず廃業を選択する事業者もあったが、今後は他の地域でも同様の事態になる懸念もある。また、ソルカン溶剤も生産終了となっており、ドライ溶剤の選択肢は狭まってきている。
そうした中でジャヴスでは、これからのドライクリーニングとして、不燃性の「HFOs(ハイドロフルオロオレフィン)」をベースにした溶剤の実用化を進めてきていたが、展示会では新しいフッ素系溶剤「HFO-33Zlive」の発表と展示を行う。
また、新溶剤対応の新型ドライ機「NF-800ベーシックプロ」も展示し、国内のドライクリーニング環境を取り巻く諸問題の解決に向けた提案を行う。
新製品の「HFO-33Zlive」は、HFOのSF33と1233Zをミックスした溶剤。これにより適度な洗浄性に安全性を備えた使いやすい溶剤となっている。蒸留再生、活性炭吸脱着等においても分解等せずに安定しているという。
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