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コロナ禍に事業転換してV字回復 入院セット急伸、ノンプレスフィニッシャー導入
愛知県名古屋市の社会福祉法人名古屋厚生会(佐藤良喜理事長)は長年、授産施設、就労継続B型としてホームクリーニングを展開してきたが、コロナ禍の需要激減を受けて入院セットを主とした事業へ転換、V字回復を果たしている。
また、その間に設備投資を進め、昨年には、㈱三幸社のノンプレスフィニッシャー「ST-9200J」、私物等たたみ機オートフォルダー「AF-1000J」、ワイシャツ高速シングル仕上げ機「LP-5000J」等を導入し、生産性向上を図った。その導入経緯、稼働状況について常務理事・統括施設長の関祥男氏に話を伺った。
関祥男常務理事
コロナでホーム激減、入院セットへ転換
名古屋厚生会は、1946年から授産施設としてホームクリーニングの作業を開始。1970年にクリーニングセンターに改称し、工場1 階店舗での受付のほかクリーニング大手と委託加工契約を結び、その後は就労継続支援事業B型「名古屋厚生会館セルプ」(2011年開設)とともに、障害者によるクリーニング作業を行ってきた。
しかし、コロナ禍にホームの需要が激減。航空機のヘッドホンクリーニングの受託作業もなくなり、運営は厳しい状況に陥った。関常務理事は「そこで、セルプでお世話になっている(社福)北海道光生舎の高江智和理理事長に相談したところ、病院寝具大手の㈱トーカイを紹介していただき、入院セットを受託できることになった」と語る。
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