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宝の山を掘り起こそう!

シームレスダウンが剥がれまくっています。対策はできていますか?

高柳 光生・高柳 健太 (たかやなぎ こうせい・たかやなぎ けんた)

高柳 光生

シームレスダウンが流行したピークが6年ぐらい前です。ということはポリウレタン樹脂の劣化が進み、いつ剥がれてもおかしくない状態です。どんなに優しくウェットクリーニングしても剥がれる可能性は大です。もうそのことは クリーニング屋さんはご存知ですよね。しかしその時の受付対応が様々です。

なぜ私がそのことを詳しく知っているかと言うと、シームレスダウンが剥がれて困っている人たちが当方をネットで知り、シームインダウンに(通常のダウンジャケット)リフォームしてずっとこれからも愛着したいというご依頼がどんどん増えているからです。

その時に必ず「これはクリーニングに出されたのですか?どのような対応をされましたか?」と聞いています。大半が受付時に「剥がれる可能性はありますがよいですか?」と聞かれています。案の定剥がれてきてももちろん保証なし。中にはそのリスク説明もなく洗ってしまい、クレームになって後出しじゃんけんで説明されている事例もありました。もちろんお客様はご立腹です。

お客様の様々な声を聞いているうちにクリーニング業界にご提案しなければという気持ちになり、この連載を書いています。

私の提案は

①正しいリスク説明を必ずする(トークをカンペキにしましょう)。

②剥がれるのは困るというお客様には、ウェットクリーニングではなくメンテナンスコースとしてご提案する。このメンテナンスコースがない場合は絶対に作った方がいいと思います。なぜなら、合成皮革も含めリスク商品は今後もなくならないし増えていくばかりだからです。

③シームインダウンにリフォームできることをご提案する。

これができるリフォーム店を探してください。本当にお客様がお困りの時は、最後の手段としてご提案できますよね。

ちなみにレッツリフォームでは、加工料金/15,000円(税・送料別)。

現在納期は2週間位(営業ではありませんので地元でも探してみてください)。クレームが出たり、お客様の強いご要望があった時にこれを知っておくとよいと思います。

もし上記の3点が自社のノウハウで自信がなかったらゼンドラにご相談ください。20人程度集まったら受講料1万円でオンラインセミナーを開催したいと思います。

シームレスダウン、合成皮革関連商品の対策をしっかり進めて他店との差別化を図り、ブランディングを強化していきましょう。

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シームレスダウン(上)をシームインダウン(下)にリフォーム。

新メニュー発見の方法

高柳 健太

HPやビフォーアフターサイトのお問い合わせを見ていると、これは一つのメニューとして需要がありそうだなと思うものがあります。同じようなお問い合わせが繰り返し発生することがあるんですね。ではこれらの需要はどうやって発見すれば良いのでしょうか?

まずはお客様に知ってもらう

ホームページ、ブログ、SNS、店頭やチラシなどお客様に知ってもらえればなんでも構いません。ただ媒体を選ぶときはそれぞれ誰に訴求できそうかということを考えて選ぶと良いでしょう。

何をアピールするか

まずは自店の得意なもの、受注したいものを中心にアピールし、その後も様々なサービスや事例を載せると良いでしょう。というのも意外とこんなところに需要があったんだということがあるからです。特にネット媒体に載せれば商圏も広くなります。

最近、似たお問い合わせを連続で獲得されているお店があり、改めて新メニューについて考えてみました。新メニューを獲得されると、みなさん意外という感想を持たれるのでまだまだ隠れた需要はありそうだと感じます。まずは色々なものを載せてみましょう。



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