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外部要因に左右されない、持続可能なクリーニングを目指して 特許水洗いで脱・石油化を支援
昨今の中東情勢の緊迫化に伴い、原油価格の高騰と供給の不安定化がクリーニング業界を直撃している。ボイラー燃料やあらゆる資材の価格が上昇して経営を圧迫する中、ドライクリーニングにおいても日本では大半を占める石油系溶剤が、コスト面でも仕入れの安定性でも大きな経営リスクとなる可能性も懸念されている。
このまま石油系溶剤を使用し続けられるのか、それともこれに代わるものはあるのか。そんな岐路に立つクリーニング業界に向けて、愛知県のホールセール業、㈲アクアメイトクリーンサービス(本社・名古屋市中川区)では、あらゆる衣料(特殊品を含む)を水洗いできるクリーニング方法「アクウォッシュ」を開発(特許番号=6746155)。石油系ドライの代替となる水洗いシステムとして広く普及を図る。

榊原 豊社長

令和2年8月7日に「クリーニング方法」として特許を取得
なぜ今、「水洗いシステム」なのか?
石油系ドライについて同社・榊原豊社長は、原油高騰に伴う一時的なコストアップだけに留まらず、「環境への配慮や消費者の清潔・安全への意識の高まりにより、クリーニングの在り方そのものが問われている」と語り、将来にわたり持続可能かどうかという点で、石油系ドライに代わるクリーニング方法が必要だとする。
【特許仕様の洗浄プログラム】
特許技術の「アクウォッシュ」は、水洗機のマイコンを特許仕様にして、独自に開発した機械制御により洗浄。また、洗浄時に使用する布やネットのほか、推奨する洗剤・繊維保護剤を用いながら、風合い変化・縮み・色落ちのない水洗いを行っている。
この洗浄方法により、衣類全般(ウール、シルク、麻、綿、レーヨンなど)、洗濯表示×マーク、高級ブランド衣料、シミ抜きなどが簡単に、かつ安全に処理できるほか、これまで外注に出していた着物・ドレス・寝具類・バッグ・靴など特殊品の自家処理も可能になるという。


ウール、シルク、麻、皮革・毛皮の洗い、各種シミの除去もできる
また、石油系ドライをアクウォッシュに移行することで、以下のメリットが生まれるとしている。
▷ランニングコストの安定化=高騰し続ける石油系溶剤の使用量・コストを大幅に削減(あるいは撤廃)することで、不安定な外部要因から経営を切り離し、利益率を安定させることができる。
▷ウエットクリーニングで差別化=「水で洗えない」とされていたウールやシルクなどのデリケート素材も同システムの精密なプログラム制御により、生地を傷めずに優しく洗い上げることが可能。他店が躊躇する高級衣類に対しても差別化を図る事ができ、自社の強みに変えられる。
▷環境負荷低減とブランド力の向上へ=VOC(揮発性有機化合物)を排出しないクリーニングは、SDGsへの取り組みとして地域の住民や顧客から高い信頼を得るきっかけとなり、今後のクリーニング業において、技術革新を提唱することができる。
未来への投資、今がそのタイミング
榊原社長は「石油が手に入らない、高いという悩みは、もはや一時的なものではない。クリーニング業界は、このエネルギー情勢の変化を単なる危機で終わらせるか、それともビッグチャンスと捉えて、ビジネスモデルをアップデートしていくか、今は大きな転機だといえる。水洗いシステム『アクウォッシュ』は、クリーニング業界において持続可能な未来を強力にバックアップしていく。石油系ドライに縛られない、自由でクリーンなクリーニング経営を当社と一緒に始めていただきたい」と語る。
アクウォッシュの効用については、
①全自動水洗機(35㎏)で全てのクリーニング品(特殊品含む)が洗える
②イヤな臭いを落とせる
③洗い上がりがさっぱり綺麗になる
④シミ汚れが落ちやすくなる
⑤ニットやフリース素材など花粉が付きやすいものもガードできる
⑥ドライ残留成分がないので虫食いの心配がない
⑦汗ジミや脂肪酸の汚れが取れる
⑧合成皮革のめくれや剥がれがなくなる
⑨塩化ビニル樹脂製品の硬化事故を防止できる
⑩火事の心配がない
⑪繊維素材を傷めない
-など、いろいろなメリットをあげ「水=自然」が一番であると提案している。
なお、アクアメイトクリーンサービスでは2026年11月11~12日に神戸サンボーホールで開催予定の「クリーンフェスタHYOGO2026」に出展して、「アクウォッシュ」の普及に向けて提案を行う。
システム詳細、パンフレット希望など問合せはTEL052-710-9777まで。
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