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自家消費型の太陽光発電。遮熱効果によるコストダウン、CO2排出削減にもつながる/コクホーシステム
夏を目前に控え、リネンサプライ工場は今年も厳しい暑さとの戦いになってくるが、一方で気になるのは上昇を続ける電気料金。エネルギーコストの高騰は、人手不足とともに大きな経営課題の一つになっている。
前号にて新日本ウエックス㈱伊勢原工場が採用した事例を交えて紹介した太陽光発電システムの㈱コクホーシステム(本社・神奈川県藤沢市)では、全国対応のネットワークにおいて、電力消費の多いリネンサプライ工場に自家消費型の太陽光発電を提案している。
全国に広がる自家消費型の太陽光発電システム
豊富な施工実績によりノウハウ蓄積
コクホーシステムは2009年から太陽光発電設備の販売を開始。翌年には全国50社のパートナー企業が加盟する「ソーラー情報館」の運営を始め、全国展開をスタートさせている。
当時、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)が始まり、利回り10%以上の安定した収益が得られるメリットもあったが、その後は50kW未満の全量売電が終了、売電単価も下落した。そこで、同社ではいち早く自家消費型の太陽光発電の展開を開始。電気料金が年々高くなる状況で、いま自家消費型の太陽光発電が注目されている。
同社では、全国対応のネットワーク、設計・調達・施工を一貫して行うことで価格競争力が強いこと、そして自家消費型の施工実績が豊富でノウハウを蓄積していることなどにより評価が高く、採用が広がっている。
また、設備はファーウェイ製のパワーコンディショナーおよびスマート管理システム「FusionSolar」を採用。ファーウェイ製は自家消費のために設計され、発電所からの電気使用量を超えないような機能が備わっているため、より効率的に電力を活用することができるほか、FusionSolarはアプリで簡単に操作でき、月単位、年単位の発電量や消費量といった指標をPCやスマホで簡単にチェックできることで好評だ。
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