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ダイニック㈱の入出庫管理ラベルがサポート 成長する半導体産業、無塵衣の受注が拡大
クリーンウェアクリーニング事業へ新規参入
サニクリーングループ ㈱SKプロダクト クリーンルームウェアクリーニング工場(福岡県朝倉郡)は筑後川が見守る筑前町の南東に位置している。㈱SKプロダクトの母体である㈱サニクリーン九州は、42年にわたるユニフォームレンタル事業の実績はあったが、無塵衣のノウハウはなかった。しかしTSMCの熊本進出に代表されるように、九州の半導体産業の成長による無塵衣クリーニングの需要が急増。これを受け、4年前からクリーンルーム技術や無塵衣の洗浄・管理ノウハウなどの研究・開発を重ねた。工場長の久保圭介氏とグループリーダーの榊原健人氏に話を伺った。

工場外観

入庫時榊原グループリーダー(左)と久保工場長

入庫時のラベル読み取り

無塵衣に対応する高耐久ラベル
圧倒的な初期優位性
「もともと飲料水製造工場だったので、リネン洗浄に必要な超純水製造設備を有していて、工場のスペースにも余裕があった。さらに、㈱サニクリーン九州は下関から沖縄まで 63の活動拠点があり、強固な物流ルートが支える半導体工場への配送ラインがすでに確立されていた。」と久保氏。そのため大規模な設備投資を抑えながら、クリーンルームウェアクリーニングの新規事業化が実現できたという。

クリーンルームの内部

ナノイーを注入して抗菌・脱臭した状態で納品

シューズもラベルで管理。40℃の熱風にも耐える
徹底した品質管理と技術
2025年4月の新規事業開始時から、クリーンルームウェアの国際基準となっている米国連邦規格のクラス100(1キュービック=28.3L中 0.5㎛粒子が100個以下)を基準として稼働してきた。榊原氏は「実際はクラス10相当の高い品質が確保できていて、TSMCなどグローバル企業が重視する米国連邦規格やISOの要求水準を軽くクリアしている。」さらに、「クリーンルームは半導体業界で使用する無塵衣を専門に扱うため、外の塵を持ち込まない、衣類から糸くずを出さない、ということが求められる。だから管理ラベルにも高い品質を求めていた。」と語る。
高く評価される高耐久ラベルを使用
繊維加工メーカーのダイニック㈱が提供する入出庫管理ラベル「CP2610HMES」の性能は高い評価を得て、全国で採用されている。リネンサプライ・ユニフォームレンタルに適した耐洗濯性に優れたインクを開発し、100洗に耐えるラベルとセットで供給。㈱SKプロダクトのクリーンルームウェアクリーニング工場でも、100洗に耐える点が、採用された理由の1つである。
無塵衣などにも対応する高耐久ラベル
「CP2610HMES」はこれまで接着しにくかった防塵服への接着性能を高め、さらに乾燥工程のチェスト・カレンダーロールでも安定的に使用可能としたラベルである。実際、無塵衣はほこりやゴミがつかないよう表面がツルツルしており、ラベルが圧着しにくく、剥がれやすい。その点、ダイニック㈱のラベルはそうした問題がなかった。印字堅牢度・耐接着性能は、100洗に耐える設計となっていて、㈱SKプロダクトが求めるようなラベルがはがれたり、ほつれたり、にじんだりしないといった専門性の高い課題をクリア。やわらかくて薄い特徴も無塵衣に最適だ。ラベルのカラーバリエーションもイエロー・ブルー・ピンク・グリーンの4色がある。
シャープな印字品質と優れた耐久性
さらに、ダイニック㈱が開発した専用インクリボンRN-35Pは、シャープな印字と優れた耐久性を有し、インク昇華汚染の心配もない安定したトータル対応を実現。インク起因によるラベルからの移染を防ぐ特長がある。ラベルの剥がれやインクの滲みによる視認性・誤読性、SKプロダクトが扱う無塵衣など高機能ユニフォーム対応などの問題を解決してきた。
ビジネスの現状と展望
クリーンルームウェアクリーニング工場は開設から1年3カ月。榊原氏は「お客様から問い合わせは非常に多くて、当初想定を大きく上回る190件ほど来ている。現在は月に約1万5,000点を処理しているが、工場の規模としては月間7万点の処理が可能だ。」成長し続ける九州の半導体産業に合わせて、今後も無塵衣のクリーニング需要は伸びていくだろう。ダイニック㈱の入出庫管理ラベルが、㈱SKプロダクトの新事業を支えている。
(データ)
製品に関する問合せは、ダイニック㈱TEL03(5402)3137またはホームページ まで。