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今できることをしっかりと!第3回本紙商況調査

引き続き新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、政府は4月16日、緊急事態宣言の適用地域を全国へと拡大した。

そんな中、4月27・28日の2日間にわたり実施した本紙によるこの春3回目の商況調査では、現時点での4月の売上は全国的には各社で2~3割減(既存店ベース)、在宅勤務の増加によるワイシャツをはじめとするビジネスウェアの点数減少により、サラリーマン世帯の多い大都市圏では3~4割減となっている業者が多かったが、観光や飲食業界などでは「9割減」の企業も続出しており、その影響の大きさと比べると今は前を向いて進んでいくしかない。

セールに関してはお客が一度に多く集まることによる感染リスクの拡大や、今の時期に実施すること自体への消費者の冷たい視線などを考慮し、自粛や告知方法を店頭案内や会員のみへの案内に絞るなどの対応を取る業者も目立ち、また、消費者側も外出を控えたり対面接客を敬遠する傾向にある中、宅配クリーニングについて「前年と同水準」もしくは「前年以上」と述べる業者も多く、リアル店舗の売上減をカバーする取り組みも顕在化している。

各社が、様々な形でこの困難を乗り越えようとしている中、営業時間や営業日、自粛となったセールの開始時期、また先述の宅配クリーニングなど様々な問い合わせが店舗に寄せられており、このコロナ禍でも消費者の間でクリーニングが忘れられていない何よりの証拠といえよう。
気温の上昇も全国各地で進み、繁忙期はまだまだこれから。スタッフの健康に細心の注意を払いながら、今できることをしっかりとやっていこう!

以下で主な店の声を紹介する。

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まだまだこれから!(4月28日、愛知県の業者が撮影)

中堅~大手を中心に30社超に聞く

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