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柔軟剤不使用のエシカルショップ/大阪・パンとランドリー

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昨年の国際コインランドリーEXPOの「第9回コインランドリー店アワード」において最優秀賞を受賞した大阪府大阪市の「Panndry パンとランドリー」(㈱万福家、万福公至社長)。『人に安全・安心、地球環境にもやさしい』をブランドコンセプトとして、パンは国産小麦100%・無添加のパン生地のパン、コインランドリーでは100%植物由来の無添加洗剤、合成香料・蛍光剤・防腐剤無配合、柔軟剤を提供しないというこだわりの運営を通じ、香害や化学物質過敏症で苦しむ人のため、そして地球環境のためにコインランドリーを通じて「家庭洗濯を変える」取り組みを始めている。

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万福公至社長と奥様の真紀さん

香害や化学物質過敏症の問題に取り組む

パンとランドリーは2022年8月にオープン。万福社長は生命保険会社の営業マンの傍ら築50年の貸し倉庫も保有していたが、コロナ禍に空きとなり、知り合いから倉庫を使ってコインランドリーをやったらどうかと話があった。

さっそく調べてみると、「こんな便利な商売なのになぜ利用者が増えないのかという疑問もあり、主婦層に使わない声を聞いた」という。その意見として多かったのは、「どんな洗剤が使われているか分からない」「柔軟剤が自動で投入される」「使い方がわからない」「他の人が何を洗っているかわからない」「ペット用品や靴などを洗濯しているのを見たことがある」「盗難の不安」「男の人がいたら入りにくい」など。それならば、「ネガティブなイメージを払しょくできるサービスを提供すれば、ある意味ブルーオーシャンとなる」と思い立った。

そして、洗濯市場の大半を占める家庭洗濯からいかに需要を引き出すかを考える上で、洗剤や柔軟剤の問題点にたどり着いた。コインランドリーとしても、香害や化学物質過敏症の問題に取り組む必要性がある。それがミッションとなった。ただ、その対策をとって店に表示しても、おそらく誰にも伝わらない。人が常駐して伝えるしかないと有人コインランドリーとして、無添加パンとのコラボに至った。

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家で柔軟剤使用した品物の乾燥を断る

コインランドリー業で初めての導入となったのが、100%植物由来の無添加洗剤「オールシングスインネイチャー」。1回の洗濯に使用する界面活性剤の量が多くの洗剤と比べ8分の1程度で済み、刺激や環境負荷の低いものを主成分としていることから衣類への洗剤残りによる肌への影響も少なく、生分解性が高い洗剤なので水質汚染も抑えることができる。

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