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約100ヵ国から3万人が来場して活況。年々規模が拡大する中国洗浄展レポート


欧米の国際展示会をしのぐ最大規模に成長
中国・上海で毎年開かれている「テックスケア・アジア&チャイナランドリーエキスポ(TXCA & CLE)」が、2025年11月12日から14日まで上海新国際博覧センターで開催され、本誌では今回も現地取材を行った。市場拡大が続く中国市場を反映して、展示会も活気あふれるものとなった。
年々規模が拡大する同展示会は今回、16ヵ国・地域から292のメーカー・商社らが出展し、96ヵ国・地域から30,818名が来場。とくに2日目までに集中し、会場は大混雑となった。総来場者数は前年比7.4%増加しており、また約100ヵ国から来訪しているという点は、業界の展示会として知られるドイツのテックスケア・インターナショナル、アメリカのクリーン・ショーをしのぐほどグローバルで大規模な展示会へと成長したことを示している。
展示会場では、中国メーカーの成長と発展を実感するが、国外からも40社のグローバルブランドが参加。ドイツ、アメリカ、イタリア、日本、スペイン、スイスなどの企業が、アジア市場に向けた提案を行った。
さらに、海外からの来場者数は2,704人に達し、前年から30.9%増加。ポーランド、イタリア、ドイツ、ブラジル、日本、韓国、ASEAN諸国からの来訪者の増加は、TXCA&CLEへの注目度の高まりを表している。
欧州大手メーカーも出展
昨年は、ドイツのテックスケア・インターナショナルが3カ月後に控えていたこともあってなのか、ジェンセン、カーネギッサといったヨーロッパの大手企業が出展していなかったが、今年は復活。
アイナックス稲本のロゴ(inax-J)も掲げられたジェンセンブースでは、ユニフォームの投入システム(Metrifeed)、ユニフォームフォルダー(Fox1200)の実演、日本でも採用が進む省エネ乾燥機(DT120)、バッグシステム、タオルフォルダーなどを出品。また、1・2レーン兼用で4000㎜幅のコーナーレスシーツ投入機(Express Pro)の実演が人気を集めた。アイナックス稲本によれば、同シリーズの3500㎜幅・3ステーションタイプが日本でも採用されており、キャンセル数が少なく生産性が高いのが特徴で、時間1400枚が可能という。
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