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コインランドリーの可能性を紐解く!愛される店舗の作り方

女性の「言葉にならない不安」を仕組みで解決。銭湯をモチーフにした店舗が示す、選ばれるための新基準

コインランドリー女子|ミユキ (こいんらんどりーじょし みゆき)

こんにちは!コインランドリー女子のミユキです。
この連載も5回目となりました。毎回、悩みながらの執筆、ドキドキしながらの入稿を繰り返していますが、読者の皆様に楽しんでもらえていたら嬉しいです。
さて、今回皆さんにご紹介したいのは、静岡県の長泉町に、2025年12月にオープンした「ピュアクリーニング下土狩店」。三島駅から徒歩5分という好立地に誕生したこの店舗には、なんと同ブランド初となる「女性専用ランドリーコーナー」があるんです!
今やコインランドリーの店舗作りにおいて「女性目線」は外せないキーワードですが、このお店の踏み込み方は絶妙でした。女性の心理を突き詰めた「選ばれる理由」が詰まった設計を、実際に現地を訪れた私のレポートでお届けします。

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店舗外観。クリーニングとコインランドリーの併設

1.「心理的ハードル」をデザインで解決。女性専用エリアの圧倒的な納得感
この店舗を運営するのは、静岡県内でピュアクリーニング直営87店舗(うちコインランドリー併設45店舗)を展開する、株式会社ホワイトウィングスリテール。「『儲かるから』というより、『楽しいから』やる」をモットーにする素敵な会社なのですが、今回新しく取り組んだのが、初の「女性専用ランドリーコーナー」でした。

女性ユーザーがコインランドリーを利用する際、実はこんな「言葉にはしづらいけれど、確かに存在する小さなストレスや不安」を抱えています。

• 視線の不安:洗濯物をたたむ際、男性の視線が気になる。

• 衛生面のこだわり:見ず知らずの男性の衣類と同じドラムで洗うことに抵抗がある。

• 防犯への懸念:下着の盗難や、夜間・早朝の時間帯に一人でいる恐怖心。

同店ではこの課題を、「昭和レトロな銭湯」というユニークな世界観で見事に解決していました。

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マスコットキャラクターの「ピュアリちゃん」が番台でお出迎え

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番台の真ん中には、店内のどちらに進めばいいか案内が書いてある

訪問前は「なぜ銭湯モチーフ?」と不思議だったのですが、一歩足を踏み入れて納得!
銭湯って、もともと「男湯・女湯」で動線がパキッと分かれている空間ですよね。だから、このモチーフを借りることで、動線が直感的に分かりやすいだけでなく、「ここはプライバシーが守られている安全な場所なんだ」という安心感が自然と湧いてくるんです。この落とし込み方は本当にお見事!

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女性専用エリア全景 

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かわいらしい暖簾にほっこり

番台の案内に従って、店舗の右側へと進んだ場所が女性専用エリアです。
「なるほどな」と感じたのは、運用のルール。区分は「衣類」ではなく、あくまで「操作する人が女性かどうか」。つまり、旦那さんや息子さんの洗濯物が混ざっていても、利用者が女性であればこのエリアの機器を使ってOKなんです。家族分の洗濯物を一気に片付けたい主婦層の使いやすさを置き去りにしない、実務に即した絶妙なルールですよね。

また、感心したデザインが、畳台の作り。畳んでいる洗濯物を見られないための仕切りをどうするか、担当者の方はかなり悩まれたそうで、最終的に行き着いたのが「向こう側がうっすら見える竹の格子」でした。
完全に壁で塞いでしまうと閉塞感が出てしまいますが、あえて「透け感」を持たせることで、孤立感を防ぎつつ、視線だけを優しくカットしているんです。この絶妙なバランス、実際に現地で見た時、本当に心地よく感じられました。

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空間を区切らず、視線には配慮したナイスアイデア

2.「クリーニング併設」と「海をまもる洗剤」使用で、ダブルの安心感
同店は、コインランドリーの先行オープンに続き、2026年3月にクリーニング店を併設してグランドオープンしました。
女性専用コーナーがあるだけでも大満足なのに、さらに「クリーニング店の店員さんがすぐそこにいる」という安心感が上乗せされています。
取材当日はクリーニングのキャンペーン中だったこともあり、お客様がひっきりなしに訪れていました。「お話を伺おうと思ったら、また次のお客様が!」という大忙し状態。これだけ人の出入りがあって「人の目」が行き届いていれば、安心して利用できると感じました。

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クリーニング店舗内

クリーニングの24時間対応受取専用ロッカーも完備。忙しい共働き世代のニーズを完璧に満たしてくれています。

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受取専用ロッカーのデザインも、銭湯風に統一されている

そして、ピュアクリーニングといえば、環境に配慮した「海をまもる洗剤」を全店で使用している点も、更なる安心ポイント!
この洗剤、排水後の環境負荷を極限まで抑える優れものであるばかりでなく、お肌への刺激が極めて少ないため、小さなお子様がいるご家庭でも安心。
「大切な家族の衣類を安心して洗えること」は、女性にとって大切な要素ですよね。

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クリーニング店舗内では、洗剤の販売もおこなっている

この記事の著者

コインランドリー女子|ミユキ (こいんらんどりーじょし みゆき)

身長が低く、「洗濯物を干す・取り込む」という作業に負担を感じていたが、2018年、たまたま利用したコインランドリーでその悩みから解放され、人生が変わるほどの衝撃を受けた。

以来、コインランドリーの魅力を伝えるべく、全国の店舗を自ら取材する「コインランドリー女子のブログ」をスタート。

独自の視点が評価され、2021年からは「コインランドリーEXPO」にてアワード選考委員や講師を務めている。

本業は社会福祉士。地域福祉の専門家として、コインランドリーが単なる洗濯の場を超え、誰もが心地よく過ごせる「地域に根ざした居場所」になることを願って発信を続けている。

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