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コインランドリーの可能性を紐解く!愛される店舗の作り方
女性の「言葉にならない不安」を仕組みで解決。銭湯をモチーフにした店舗が示す、選ばれるための新基準
3.「作業」から「体験」へ。滞在価値を高める空間設計
同店が目指したのは、「女性にとって安心できる」店舗であると同時に、「洗う時間が、ちょっと楽しみな時間に変わる」体験型店舗でした。
驚きのキッズスペース: 一番びっくりしたのが、なんとボルダリングを取り入れたキッズスペースがあること!床面には畳が敷かれていて、小さなお子様をゴロゴロさせても安心です。子どもを連れて洗濯に行くのが「大変な作業」から「遊びに行くついで」に変われば、ママたちの来店頻度もグッと上がりますよね。

富士山の壁面がボルタリングコーナー
靴用ランドリーとの神動線:スニーカーランドリーが完備されているのですが、靴の洗濯・乾燥を待つ間、子どもと一緒にこの畳スペースでゆったり待機できるんです。「今履いている靴をキレイにしたい!」と急に思い立った時にも、めちゃくちゃ便利。

スニーカーランドリーの上にも銭湯モチーフが。店舗のあちこちに散りばめられているものを探すのも楽しい
温かみのあるデザイン:銭湯、和風、富士山という温かみのあるモチーフは、従来の無機質なコインランドリーとは一線を画していて、女性がゆったりと滞在できます。畳を使ったベンチが女性に好評で、ここに座って仕上がりを待つ間、くつろぐ方が多いそうです。

畳の匂いがして癒し効果も抜群
<今回の学び>
女性専用コーナーがもたらすメリットと、すべての店舗で実践できる工夫
店舗の中に「女性専用コーナー」をゾーニングすること。これには、単なる防犯以上の大きなメリットがあると実感しました。
それは、女性特有の「視線への不安」や「無防備になる瞬間」を仕組みで優しく包み込み、店舗に対する圧倒的な信頼感を生み出せる点です。
でも、「うちの店はスペースが狭いから、女性専用コーナーなんて作れないよ」というオーナー様も多いはず。
大丈夫です!女性の「言葉にならない不安」に寄り添い、安心感を高める工夫は、大がかりな改装をしなくても始められます。
【女性専用スペースが作れない店舗でもできる3つの工夫】
br />1. 畳台の向きや位置を少し変えてみる
外からの視線が直接届かないデッドスペース(死角)へ畳み台を少し移動させるだけで、女性ユーザーの心理的負担は驚くほど軽くなります。
「畳んでいる洗濯物を見られたくない」という不安に寄り添う、コストゼロの工夫です。
2. ロールスクリーンやスリットで目隠しを
完全な壁を作らなくても、畳台の前にサッと下ろせるロールスクリーンを設置したり、今回の下土狩店のように「透け感のある格子」の仕切りを1枚立てるだけで、開放感を残したままプライベートな空間を演出できます。
3. 後付けのフックやカーテンで「見えない安心」を
備え付けのフックがある乾燥機を導入している店舗では、フックにランドリーバッグを掛けて目隠しにするユーザーをよく見ますよね(私もその1人!)。もしフックがない機器の店舗でも、後付けのマグネットフックや簡易カーテンレールを設置すれば、手軽に洗濯物を隠すことができ、盗難への不安を和らげてくれます。
女性が不安に思っていることの多くは、「視線」と「無防備な瞬間」です。
この気持ちに寄り添えば、どんな規模の店舗でも始められる工夫はあると思います。
ただ洗濯機を並べればよかった時代は終わり、これからはこうした「配慮や優しさ」を散りばめた店舗こそが、ユーザーに選ばれる新基準になっていくのではないでしょうか。コインランドリー好き女性代表としては、女性が心から安心して利用できるコインランドリーが、今後さらに増えて欲しいと願ってやみません。