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瀧藤圭一の戦略会計【実践編】
利益を残すクリーニング経営への転換(その3) 「人時生産指数」を経営指標に活用する
売上よりも利益を残す経営へ
収益管理においては、部門別や商品別の採算把握が不可欠です。売上高が大きい商品であっても利益率が低い場合や、取扱量は少なくても高い利益を生み出している商品が存在します。例えばワイシャツです。取り扱う点数は最も多いでしょう。しかし、売上高で見るとそれほど大きくはありません。しかし、利益率で見ると70%以上の利益率を誇ります。料金を低く抑えているところでさえ40%近くの利益率です。ワイシャツは長年、集客のためのサービス商品と考えられてきました。しかし、実際には利益率の高い商品でもあります。なかでも、売上利益額と利益率の双方で優れているのがパンツ類です。つまり、ビジネス衣料は、私たちが考えている以上に収益面で重要な存在なのです。ところが、その儲けの筆頭にあるビジネス衣料がウォッシャブル化していることが原因で利益を圧迫し、クリーニング業界の低迷が続いているのです。こうした実態を数値で把握することで、値上げの判断や販売戦略の見直し、設備投資の意思決定などをより合理的に行うことが必要になってくるのです。
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