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AQUAますます便利なランドリーに IoTでも業界を牽引「スマホ決済」発表へ

日本国内で稼働するコインランドリー機器において、台数シェア約70%で№1※のアクア㈱。同社の設立は2012年だが、コインランドリーの機械を日本で初めて作った会社でもあるという。国産1号機が誕生したのは1971年(昭和46年)なのだが、一体どういうことなのだろうか?

ランドリー業界に長く携わっている人には広く知られているが、国内で初めてコインの機械を作ったのは三洋電機㈱。その三洋電機からの事業譲渡と株式取得により、洗濯機、冷蔵庫のブランド(AQUA)を引き継いだのが、アクアなのだ。

アクアは世界最大の白物家電メーカーであるハイアールグループ(中国)の一員であるため、「アクアの機械も中国で製造しているのでは?」と言われることもあるそうだが、ごく一部の機種を除き99%は日本製。三洋電機時代から“ものづくりの仕組み”は変わっておらず、設計を含む人材もアクアに引き継がれているという。
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取材に応えるマーケティング本部コマーシャルランドリー企画グループ・ディレクターの秋馬誠氏。同氏も三洋電機時代からのスタッフだ

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アクアの機械は、ごく一部の機種を除き99%は日本で生産されている

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洗濯する前の「ドラム洗浄」も三洋電機が約20年前に最初に取り入れたもの。今は洗濯機や洗濯乾燥機では珍しくないが、AQUAでは乾燥機でも利用前に「ドラムリフレッシュ」が行える

また、早くからITを活用していることも同社の特長で、今から13年前の2005 年より、「IT ランドリーシステム」の提供を開始。ネットワーク経由でシステムの稼動状況を可視化し管理できるサービスとして、今では1,800店舗・23,000台に導入されている。

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