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過剰在庫をなくし、リネン購入費を大幅に削減しているケースも!ICチップ導入メリット

ZOOM UP:EID SYSTEM ㈱

今回は、ユニフォーム管理に活用されるICチップについて、日本の洗濯業界へICチップを広めた第一人者であるEID SYSTEM石井孝政社長に話を伺った。

ICチップのこれまで

日本の洗濯業界でICチップが使われるようになったのは約20年前、大型テーマパーク開業の際に、そのユニフォーム管理にデータマースのICチップが採用されました。バーコード管理をする会社もありましたが、バーコードに比べICチップは読み取りが速く、大量処理する工場では、作業性や効率の面からICチップが選ばれ、ホテルリネン大手などのユニフォームレンタル事業に広がっていきました。

導入メリットについて

ICチップはコスト高というイメージがあります。確かにバーコードより初期投資がかかりますが、例えば1回のルーティンで製造原価が1円安くなれば、差額は回収できます。入出荷業務をはじめ各工程の生産性が上がり、時短効果で人件費を削減できれば、1個100円でも高くはないと思います。

また、ICチップでの管理により原価を出せば、お客様といくらで契約すればどれだけ利益が出るのかも明確になりますし、ほかにも洗濯回数のデータなど、あらゆるものを透視化できるメリットがあります。

さらに、最新のICチップで商品管理していることをお客様にアピールでき、お客様に安心感を与えられるのも大きな付加価値といえます。

お客様は初期投資を抑える意味でユニフォームレンタルを利用されますが、もう一つの目的はユニフォームの管理です。病院でも飲食店でも、衛生管理として規定のサイクルでユニフォームを洗い、交換することができる。そのためにもレンタル業者による確かな商品管理が求められます。

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