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シーツラインにイージーホーク導入し生産効率アップ。週休2日のホテルリネン工場/㈱プレックス
長野県の㈱日野リネンサプライ(本社・茅野市、丸山隆夫代表取締役)では、数年前から働き方改革として工場の稼働時間・稼働日数の削減を推進し、その実現のために生産効率を高める設備更新を行った。今年3月にはシーツの2ラインを更新し、投入機には㈱プレックスの「イージーホークNeo4T」を導入。両面検査装置付フォルダー「KUZ-3」、バンド自動結束機「BKZ」も設備し、生産性向上により残業なし・週休2日を達成している。同工場を訪問し、茅場一憲取締役工場長に話を伺った。
茅場一憲取締役工場長
「定時で完了する工場」に向け設備投資
日野リネンサプライは長年、長野県内の温泉旅館などのリネンサプライを展開してきたが、2017年に経営が変わり、新会社として再スタートを切っている。
新体制になって進められたのが働き方改革。かつては生産に追われて休みがとれず、残業も多かったというが、工場の時間外労働を減らす方針を掲げ、8~17時で完了させることを目標に取り組んできたという。
現在は残業なしを達成し、通年で週2日、工場稼働を休むことができるようになっているが、この改革の実現へ同社では、設備投資を積極的に行ってきた。7年前には乾燥機120㎏8台を入れ換え、今年3月にはシーツの2ラインを最新設備に入れ換えた。
茅場工場長は「工場は30年以上使っていた機械ばかりで、とくにロール機は故障が頻繁に発生し、修理するにしても部品が手に入らず復旧に時間がかかっていた。能力も低くスピードは35mが限界、チョコ停も多いのでシーツの生産性が大きな課題になっていた」と語るほか、「投入機も月に3~4回は故障し、復旧には最低でも30分、部品交換となると1日使えない状態だった」という。
シーツ投入機の選定については、「当社はお客様の細かな要望に応える多品種少量生産が特長で、シーツラインも1種類に特化した専用機ではなく、デュベやクロスも含めて多品種を流しており、今回の更新でも多品種を速く流せることがポイントだった」とする。
イージーホークは以前から動画でもチェックし、従業員は「絶対これが良い」との評価だったという。茅場工場長も、過去の経験からスピード重視よりもチョコ停が少なく多品種を安定生産できる機械としてイージーホークを評価。コロナの影響で更新は延期されたものの、その間に後継機「Neo4T」が発売され、導入が決まった。
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