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古着の3Rに取り組む企業の工場に潜入!古着の現状と今後の課題とは

ファッション素材センター(FMC、佐野勝彦理事長)の2月度行事は、大阪府泉南市にあるファイバーシーディーエム株式会社(泉谷康成代表取締役)の工場見学会ということで取材に伺った。

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工場内を案内してくださった西垣裕行専務取締役

同社は創業1982年、事業場建屋面積は6600㎡の日本最大の古着リサイクル工場(泉南工場は2004年から稼働)。故繊維業界は、かつて「ボロ屋」と言われ、差別を受けていた過去がある。しかし現在では、環境問題やSDGsへの意識の高まりが広がり、ファッション業界にも環境に配慮する気運が広がりをみせ、リサイクルやリユースへの積極的な取り組みが行われるようになってきている。

見学会場の泉南工場は、社員34名、パート・アルバイト78名で、年間7200トン、1人あたり1日500㎏の古着を取り扱う。主な仕入れ先は自治体回収分(一般家庭からの古着)が約85%、企業(青山商事、阪急阪神百貨店、H&M、テイジンフロンティア)が約15%(企業回収分は店頭引き取りサービスなどで不要になったスーツや衣類)となっている。

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