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余録
日本ダイアパー事業振興会が定款を改正し、事業目的に清拭リネン類を追加した。
実は、同会の広報誌の編集をゼンドラが請け負っており、会員企業や布おむつを利用する保育園、病院・介護施設を取材しているが、需要縮小とともに布おむつをメインに扱う工場は減っている。
その一方で、清拭タオルは紙製に移行するケースは少なく、ダイアパー工場の多くはタオルの生産がメインになっている。
会員企業の取材では創業の頃の話も聞く。当時は、一般家庭に布おむつを集配。ベビーブームに乗って需要を伸ばしたが、その後の紙おむつの登場で一般家庭の需要はなくなり、保育園や介護施設へと移っていった。さらに、そうした施設でも紙おむつへの移行は進んでいる。赤ちゃんやお年寄りをケアするスタッフは自身が紙おむつで育ち、布おむつの付け方がわからない人も多い。
その状況でダイアパー工場はタオル生産がメインとなり、プラス私物洗濯やユニフォームなどを扱うところも少なくない。
時代の変化とともに変わる市場に対応し、工場も生き残りをかけて変化を続けている。