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「生活インフラ」を目指すDXと環境改革
宅配クリーニングサービス「せんたく便」の展開で知られる㈱ヨシハラシステムズ(本社・滋賀県彦根市、吉原保代表取締役社長)では、自社開発の宅配クリーニング管理システム「Cleaning.shop」を活用した事業として大手インフラ会社と提携し、同社のハウスクリーニングサービスの一部として宅配クリーニングを提供していくことになった。また、クリーニング業における環境負荷低減の取り組みの一環として、衣類を捨てずに循環させるリユース事業を本格開始する。

吉原 保代表取締役社長
クリーニング店のDX推進
一貫したデジタル管理で事業を効率化
滋賀県内で27店舗を展開するヨシハラシステムズは、2008年に従来のクリーニング営業からITを活用して事業転換を図った。その一つが、2009年に立ち上げた宅配クリーニングサービス「せんたく便」。
せんたく便では、自社開発の宅配クリーニング管理システム「Cleaning.shop」を駆使。同システムは、受注・集荷・検品・納期管理・決済・出荷といった一連の業務をデジタル化し、煩雑な管理作業を一元化している。


せんたく便のホームページ。クリーニング料金は簡単で分かりやすいパック料金のみとして利用しやすさを追求。最大11カ月の保管パックも好評という
従来、例えばネットショップなどの既存のECカートを活用すると、受注後の手作業が増え、アナログ管理による納期遅延や人的ミスが発生しがちだが、「Cleaning.shop」により受注から出荷までをスムーズにデジタル完結でき、工数や人件費を大幅に削減できるという。
さらに、同システムはAPI連携(異なるソフトウェアやシステムがデータや機能を自動的にやり取りできる)やカスタマイズにも柔軟に対応。とくに、宅配クリーニングならではの「回収→クリーニング→再出荷」という複雑な工程を一元管理できる点が大きな特徴。
料金体系も月額使用料と1点あたりの登録料で構成されており、スモールスタートしやすい設計で、管理業務の効率化とコスト削減を実現し、宅配クリーニングの成長を支援するサービスとして注目され、全国のクリーニング会社14社が導入している。

宅配クリーニングは段ボールの箱に梱包して納品するが、仕上がり品にシワがつかないよう、ハンガー掛けのまま梱包できるオリジナルの箱をつくっている
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