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リネン工場の現場改善&生産管理術

現象・ものごとを分ける 「層別」という考え方

伊藤良哉 (いとうよしや)

現場を管理・改善して行く上で「層別」という考え方が非常に重要であるという点について、ここ数回にわたり解説しています。あらためておさらいになりますが、「層別」は現実に起きている現象・ものごとを漠然と見るのではなく、分けて見る、分けて考えるということになります。現場で起きている事象を全体的に見ることも重要なのですが、具体的に問題点を探ろうとすると、分けて見ることが非常に重要、ということです。

では分けて見るとはどういうことなのか。それを前回では5W1H(いつ・どこで・だれが・何を・どのように・どうした)という項目で分けて、現実に起きたことをリストアップして行くことの重大さを説明しました (5W1Hの詳細については前回の連載を参照)。

これは別の言い方をすると、箇条書きにできる能力、ということになります。これは作業要領書、いわゆるマニュアルなどを作る時に重要なポイントなのですが、動作・作業を文字で表現する時に、箇条書きになっているのといわゆる文章になっているものとでは、まったく読み手の理解内容が変わってしまいます。

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この記事の著者

伊藤良哉 (いとうよしや)

◉1959年1月生まれ、名古屋出身。

◉1983年全国ドライ新聞社(現ゼンドラ)に記者として入社。

その間にトヨタ生産方式の物の見方・考え方に触れ、クリーニングでの現場改善に力を入れた取材・執筆活動を行う。またその活動を通じて、トヨタ生産方式の産みの親として世界的に著名な元・トヨタ自動車工業副社長の大野耐一氏と出会い、師事して各地を歩く間に精神面・活動面ともに多大な影響と薫陶を受ける。

◉1985年に改善コンサルタントとして独立、1989年には株式会社エムアイイーシステム研究所を設立。さまざまな業種対象にトヨタ生産方式に基づいた現場改善のコンサルティング活動行なう。これまでに手掛けてきた業種は、クリーニング業はもちろんそれ以外に、リネンサプライ・食肉加工業・水産加工業・自動車関連部品工場・米穀業・窯業・塗装業・染色工場・測量事務所等と多岐に渡っている。また作業改善・体質改善だけでなく、新人社員研修、工場管理者研修、マニュアル作成等、講演やセミナーも同時に行う。

◉「クリーン忍術心得帖」パート1・2を著作(ゼンドラ既刊)を筆頭に著作も数多い。


主な著作

・「クリーン忍術心得帖 Part1〜11」

・「現場改善実践マニュアル」

・「アパレルの仕上げ術・1〜3」

・「アパレルの仕上げ術・Q&Aハンドブック」

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