最終更新日:

実践者が語る!クリーニング+コインランドリーの優位性

受け渡し方法も洗い方も多彩に

家庭から洗濯機を無くすためには、何をすればいいのだろうか。その方法を考えるときに、「冷蔵庫を持たない若者が増えていることが思い浮かんだ」と語る。それを可能にしたのはコンビニエンスストアの存在だ。

24時間いつでも、生活に必要なほぼ全ての品物を購入することができる同店。スーパーマーケットやドラッグストアと比べると割高感は否めないが、価格と利便性を天秤に掛けた時、やはり一定のニーズがある。「洗濯機を無くすということに取り組むとき、クリーニング店も、利便性に特化してコンビニのような存在であるべきだと考えた」という。

従来のクリーニング品から、家庭洗濯品まで、様々なアイテムに対応していく。もちろん洗濯方法も増える。ただし、最も利便性を訴求できて利用に繋げられる取り組みは「受け渡し方法の拡充」と髙瀨社長は考える。

具体的には、従来通り、「プロの手に任せたい」と考える人たちに対してクリーニング、「家での洗濯にかかる時間を省きたい」という人たちに対してコインランドリー、「畳む手間をも省きたい」というニーズには洗濯代行、これらは洗い方のメニューとなる。

加えて、受け渡しの方法として、「細かな要望を伝えたい」=クリーニングカウンター、「時間に制約されずサービスを利用したい」=ロッカー、「店を行き来するのも面倒」=宅配――。これら、「洗濯」を家庭からアウトソースする際に必要な全てのサービスを取り揃えた新形態の店舗を「洗濯コンビニ®」と命名し、変革の時が迫った武蔵中原店にて、まずは旗揚げを決意した。

既存のクリーニング業から、洗濯全般のトータルサポートを担う新事業として、店舗のリニューアル費やコインランドリー、ロッカーなどの設備投資には事業再構築補助金を申請して採択を得ることができた。

ZEN-20230715-02-5

ロッカーは「LAGOO」を採用。週末はフル稼働。平日も5扉は常時埋まっているという

ZEN-20230715-02-4

クリーニング・コインランドリー・洗濯代行、どれも自由な受け渡し方法を選べる

ZEN-20230715-02-6


ZEN-20230715-02-7

洗濯代行「ランドリーヘルパー」は12年前から開始。Sバッグ(1回1650円)とLバッグ(同・3250円)に詰め放題で、ロッカーを利用するとそれぞれ300円引き

この記事は、有料会員限定です

  • 有料会員登録すると、全ての限定記事が閲覧できます。

関連記事