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Report Internship -2-

“選ばれる店”の条件 地域密着型クリーニング店の経営術

取材・記事:二松学舎大学文学部都市文化デザイン学科 3年 清水晴香

クリーニングのエルザの接客やマーケティングについて見習い学生ライターによる取材をさせていただいた。店主の山口夫妻は、初対面の筆者にもとても温かく接してくださり、そのおもてなしの心がそのままクリーニングのエルザの空気感を作っているのだと感じた。

最長18年、最短7年長く選ばれ続けるクリーニング店

栃木県足利市に店舗を構える「クリーニングのエルザ」。その店名の『エルザ』は、創業者が動物ドラマ『野生のエルザ』にちなんで名付けたもの。ロゴに描かれているライオンも、この作品に登場するライオンのエルザがモチーフとなっている。

現在は、2代目である山口一浩さん・順子さん夫妻が店舗を引き継ぎ、経営にあたっている。今回は、夫妻が進めている「クリーニングのエルザの取り組み」について取材した。

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山口一浩社長(左)と山口順子さん

エルザの従業員は、最長18年、最短7年という点も素晴らしい。従業員やお客様に長く選ばれ続ける秘訣を探る。

エルザの広告戦略 ―地域との接点をつくる―

店舗は大通りの生活道路沿いに位置し、まさに「地域密着型のクリーニング店」という印象を受けた。外観には、地元小学生が描いた「足利の花火」の手描きポスターが掲示されていた。これは近隣の店舗と連携して行っている取り組みで、花火大会の時季に町全体が賑わうよう工夫されている。

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小学生が描いたポスター(左)と黒板ポップ

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