最終更新日:

【連載⑤ Fashion Quality Maintenannce】クリーニング店とF・メンテ店の違いを明かす

・――――(営業篇)のつづき

前回までの営業篇では、図表に従って1・経営政策、さらにその2・ポリシーとは何かを述べてきました。引き続き、今回は3・経営スタンスについてと、4・顧客訴求性について説いたところです。

3・経営スタンス

A=クリーニング店の場合

・営業コストの削減をともあれ重視します。また、前金制が当然で、料金設定もあらかじめ各店なりに決められています。

・規模、機能性優先の利益追求経営をめざします。

B=Fメンテナンス店の場合

・再生保全技術の開発を目指します。営業コストは一様でないので、それに見合ったアフター料金になると考えています。

・そのためには常に衣服関連情報に敏感に反応して創造価値、および満足価値の追求を経営の基本スタンスとしています。

4・顧客訴求性

Аクリーニング店の場合

・料金設定の様々な工夫や方法で、差別化を行なう。そのために一方が安い、早い仕上げとお渡しをアピールすると、その反対に比較的料金は高くとも丁寧な仕上げを訴求。その結果、顧客にとっては料金の違いがクリーニング品質などの良し悪しの一つの判断にしていたようです。

B=Fメンテナンス店の場合

・衣服メンテナンスのトータル技術の相違点を差別化としています。

この記事は、有料会員限定です

  • 有料会員登録すると、全ての限定記事が閲覧できます。
  • この記事のみ購入してお読みいただくことも可能です。
  • 記事価格: 300円(税込)

関連記事