最終更新日:

チェスト、パットの状態を最適に保つオイル式ロール機にも対応したワックス/共栄産業

◆リネンの残渣物による悪影響

リネンを洗浄する際に洗剤や助剤、加工剤、漂白剤、糊剤など多くの化学成分が使われているが、洗い、すすぎで除去しきれなかった成分がリネンに残ってしまうことも多い。ロール機で仕上げているときに、これらの残渣物はリネンから溶け出し、チェストに付着して表面の円滑さが損なわれる。

これが原因でリネンが擦れたり、シワが発生したりする。また、この状態が続くとロール機のパットやベルトがすり減ったり、切れたりすることもある。

そのためパット、チェストの状態をきちんと整えておくことが大切で、そこで重要となるのがワックスがけ作業だ。

◆ 300℃以上でも炭化しないワックス

有限会社共栄産業が発売しているペースト状ワックス「クリーンコート」は、300℃以上の高温でも炭化しないという特長があり、焼き付きの心配がない。仕上げ面に茶色の薄い膜が残ったりすることもなく、チェスト表面に保護膜をつくり、洗剤、糊剤、化学物質等の残渣物が付着することを防ぐ。

さらにクリーンコート自体に、洗剤の残りカスをできるだけきれいに取り除く洗浄成分が含まれている。静電気防止剤も含んでいるため、リネン品がスムーズに流れる。これらの特性により、パットやリネンが長持ちし、ガイドテープが切れにくくなる。定期的に使用することでロール機の性能が向上するワックスだ。

この記事は会員限定です。

  • 続きは会員登録(無料)するとお読みいただけます

関連記事